Synmeの地政学がくしゅう帳

地政学でクールにザックリ日本の外交・軍事を学ぶ

アメリカの地政学23:1819アダムズ・オニス条約

ひきつづきアメリカの地政学としてアダムズ・オニス条約を学ぶ。最初に、クールにザックリまとめる。

1819年[US042]アメリカはスペインとアダムズ・オニス条約を締結し、500万ドルでフロリダ地方をアメリカに割譲することと、アメリカとスペイン領の国境を確定させることに合意した。 

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アメリカは500万ドルを支払い、ルイジアナ購入によりアメリカに帰属すると訴え続けていた スペイン領テハス(テキサス)のサビーン川西岸地域での領土主張を取り下げた。そして、その代わりにフロリダ地方を獲得し、メキシコ湾岸からロッキー山脈を越えて太平洋岸に達する長大なスペイン領との国境線を画定させることができた。

当時、スペインにフロリダの領土維持(植民、軍駐留)を行う余裕はなく、むしろ重荷となっていた。フロリダを代償にスペイン領テハスの協会紛争を解決できることはスペインにとってもメリットだったようだ。

領土拡張、国境確定に加え、西進を進めるアメリカにとって南部(フロリダ)からのスペインの脅威を取り除くことができた意義は大きい。アメリカの外交的勝利であるとSynmeは思う。

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アダムズ・オニス条約発効(1821年[US044]7月1日)後のアメリカ領土の地図は以下を参照して下さい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/アメリカ合衆国領土の変遷#/media/File:United_States_1821-07-1821-08.png

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James Monroe第5代大統領は1823年[US047]のモンロー宣言で知られる。モンロー宣言はアメリカ大陸の独立国家にヨーロッパが干渉すべきでないこと等をその内容とするが、宣言当時はアラスカはロシア領であることに留意(上記リンクでも左下隅に確認できる)。1816年[US040,4*454]大統領に当選、任期は1817年3月4日〜1825年3月4日。 

アダムズ・オニス条約の「オニス」はスペインの駐米大使Luis de Onísから来ているが、「アダムズ」は国務長官John Quincy Adamsから来ている。J.Q.Adamsは後の第6代大統領(1825年[US049]3月4日〜1829年[US053]3月4日)である。モンロー宣言を起草したのもJ.Q.Adamsだった。

 

文責:鵄士縦七