ロシアの地政学18:1826-1828第2次イラン・ロシア戦争、トルコマンチャーイ条約
ひきつづきロシアの地政学を高橋洋一氏の世界のニュースがわかる! 図解地政学入門に学ぶ。今回は第2次イラン・ロシア戦争。最初に、クールにザックリまとめる。
1826年[US050]再びザカフカース地方を巡って第2次イラン・ロシア戦争が始まった。ロシアが勝利し、1828年[US052]トルコマンチャーイ条約を調印。ロシアはザカフカース地方全域(グルジア(ジョージア)、アゼルバイジャン、アルメニア)を獲得した。
イギリスにそそのかされたガージャール朝ペルシアとロシアの間で第2次イラン・ロシア戦争(1826年[US050]〜1828年[US052]2月10日)が勃発。
ロシアが勝利して、トルコマンチャーイ条約により、ザカフカース地方全域(グルジア(ジョージア)、アゼルバイジャン、アルメニア)をロシアに割譲すること、ロシアの領事裁判権を認めること、カスピ海におけるロシア軍艦の独占通行権を認めること、賠償金を支払うことなどが定められた。ガージャール朝はこの条約を皮切りとして他の西欧列強とも不平等条約を締結していくことになるようだ。
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1804年[US028]からザカフカース地方を巡って第1次イラン・ロシア戦争が始まった。ロシアが勝利し、1813年[US037]10月24日ゴレスターン条約を締結。ロシアはグルジア(ジョージア)と北アゼルバイジャンを獲得した。
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文責:鵄士縦七