Synmeの地政学がくしゅう帳

地政学でクールにザックリ日本の外交・軍事を学ぶ

鉄道と運河の地政学04:1889パナマ運河会社の倒産

鉄道と運河の地政学、今回はパナマ運河について学ぶ。最初に、クールにザックリまとめる。

1880年[US104]フランス第三共和政コロンビア共和国から運河建設権を購入し、パナマ運河の建設を開始した。しかし、黄熱病蔓延、工事の技術的問題、資金難などにより1889年[US113]パナマ運河会社は倒産フランス第三共和政は運河建設計画を放棄した。

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フランス第二帝政の外交官・実業家のフェルディナン・ド・レセップス(Ferdinand de Lesseps)は、スエズ運河の完成後、パナマ運河会社を設立して資金を募り、コロンビア共和国から運河建設権を購入した。

フランスの主導で1880年[US104]1月1日に建設を開始したが、黄熱病の蔓延や工事の技術的問題と資金調達の両面で難航し、1889年[US113]にスエズ運河会社は倒産し、フランス第三共和政は計画を放棄した。

Synmeは知らなかったけれど、スエズ運河を建設・開通したのも、パナマ運河の建設に初めて着工したのもフランス人だった。また、別途学ぶけれど、シベリア鉄道にもフランス資本が出資している。一方で、イギリスにそういう話はないようだ。対照的である。

 

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1859年[US083]フランス第二帝政とエジプトはスエズ運河の建設を開始し、1869年[US093]11月に開通。地中海から紅海への船舶輸送を可能にした。

 

文責:鵄士縦七