アメリカの地政学09
ここまで高橋洋一氏の世界のニュースがわかる! 図解地政学入門をベースにしてアメリカの地政学(具体的には、米西戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争(第2次インドシナ戦争)と5つの戦争)を学んできた。
高橋氏の同書では、これら5つの戦争に続けて、キューバ危機、イラン・イラク戦争、湾岸戦争を扱っている。しかし、Synmeはいったん同書から離れ、次のようにアメリカの地政学の学習を続けることにする。
まず、朝鮮戦争、ベトナム戦争(第2次インドシナ戦争)は既に冷戦が始まって以降の戦争であり、冷戦の一部をなしている。クールにザックリ学びたいSynmeとしては、冷戦をまとめて理解したい。そのために、3時間半で国際的常識人になれる ゆげ塾の速修戦後史 欧米編p.56-7に言う「冷戦の荒波」をベースに冷戦をクールにザックリ学ぶ。
加えて、時間軸のズレもある。高橋氏の同書は米西戦争の1898年[US122]が起点だった。Synmeは日本の現在の外交・軍事の起点は「いや〜ござったペリーさん」の1853年[US077]と考えているので、もう少し遡りたいのである。そこで、100年予測 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)p.68-9の以下の一文を参考に、米英戦争、米墨戦争、南北戦争をクールにザックリ学ぶ。
(中略)アメリカは、その歴史全体のおよそ10%の期間を、戦争に費やしている。この場合の戦争とは、一八一二年戦争(米英戦争)、アメリカ・メキシコ戦争(米墨戦争)、南北戦争、第一次および第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争の大規模な戦争を指し、米西戦争や「砂漠の嵐」といった小規模な紛争は含まない。
上記の3つの戦争の年代を確認しておく。ついでに革命戦争も学びたいので追加しておく。
- 1775年[bUS001] 革命戦争(〜1783年[US007])
- 1812年[US036] 米英戦争(~1814年[US038])
- 1846年[US070] 米墨戦争(〜1848年[US072])
- 1861年[US085] 南北戦争(〜1865年[US089])
「冷戦の荒波」と上記4つの戦争を学んだ上で、 世界のニュースがわかる! 図解地政学入門p.220-6「中東とアメリカ」に戻っていくのが今のところのSynmeの予定である。
文責:鵄士縦七