Synmeの地政学がくしゅう帳

地政学でクールにザックリ日本の外交・軍事を学ぶ

ニッポンの開国05:1824イギリスによる大津浜事件、宝島事件

ニッポンの開国というかニッポンの国際外交への復帰の過程を学ぶ。今回は大津浜事件と宝島事件。最初に事実だけ。

1824年[US048]イギリスの捕鯨船数隻が水戸藩の浜に上陸して捕縛された(大津浜事件)。また、薩摩藩沖の宝島にイギリスの捕鯨船員が上陸して島民との間で交戦状態となった(宝島事件)。 

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背景には産業革命を受けた欧米各国が日本近海で捕鯨を行っていたことがあるようだ。長期の航海を行う場合、壊血病を防ぐあるいは治療するために、どうしても新鮮な野菜や水を補給する必要があるのだ。

フェートン号事件(1808年[US032])以来、1817年、18年、22年など複数回にイギリス船が浦賀に来航していた。

1825年[US049]幕府はロシアやイギリスの度重なる出没に対して無二念打払令を発令し、オランダ以外の西欧の船を発見した場合には発見と同時に攻撃すべきこととした。

 

文責:鵄士縦七