地政学を学ぶフレームワーク12
Synmeの中ではひきつづきロシアの地政学を中心に学び続けているつもりでいる。
関連して学習してきたインドチャイナにおけるフランスの地政学が1899年[US123]のフランス領インドシナ連邦完成で一段落した。Synmeなりの整理で言うところの第2象限(ユーラシア大陸の東側の右下)のフランスによる浸食が一段落したということである。
アジアでのロシアの地政学を学ぶためには、次は1904年[US128]日露戦争を学ぶことになるのだが、ここでまた関連学習が必要になってきてしまう。。。
まず、1904年[US128]日露戦争に至る地政学は、第1象限(ユーラシア大陸の東側の右上)について学んで行く必要があるわけだが、どうしても『ニッポンの地政学』を学ばなければならない。アジアにおいてロシアは新たな敵、日本と対決して行くからである。
そして、この時期の日本の地政学の中心にはロシアの脅威、具体的にはロシアのシベリア鉄道建設(1891年[US115]〜1901年[US125]一応の完成〜1904年9月全線開通)がある。そして、このシベリア鉄道建設の資金はフランスから出ているのだ。公式には露仏同盟が1894年[US118]1月4日に締結されているけれど、ロシアとフランスの関係は1891年[US115]から公然化していたようだ。シベリア鉄道出資もその一環である。
で、この敵対していたはずのロシアとフランスの同盟という事態を創出しているのがドイツ第二帝国である。従って、ドイツ統一(1871年1月18日)を含む『ドイツの地政学』を学ばないといけないのである。
---
---
1899年[US123]フランス第三共和政はラオスを編入して、フランス領インドシナ連邦を完成させた。
文責:鵄士縦七