地政学を学ぶフレームワーク20
しばらく書けていなかったけれど、令和初日に再開する。
1月下旬から日露戦争(1904年[US128]2月8日〜1905年[US129]9月5日)以降のニッポンの地政学を学んできた。
世界的な視点からは、日露戦争(1904年[US128]〜1905年[US129]9月5日)を契機とするGreat Gameの終焉すなわち英露協商の締結(1907年[US131]8月31日)がこの時代の最も重大な地政学上のイベントであった。
Synmeはロシアの地政学およびニッポンの地政学を中心としてGreat Gameの終焉に至る過程を学んだ。
しかし、ドイツ第二帝国の台頭に対応するためのフランス第三共和政の戦略的な外交が英露協商の締結(1907年[US131]8月31日)を実現する背景にあったため、Synmeは、改めてこの時代のフランスの地政学を学んだ。併せてアフリカ侵略を学ぶ機会にもなった。
一方、ニッポンの地政学としては次回学ぶ予定である明治天皇崩御/大正天皇践祚(1912年[US136]7月30日)に至るニッポンの国際外交デビューの時期であった。言うまでもないが、関税自主権の回復(新・日米通商航海条約の締結(1911年[US135]]2月21日)、新・日英通商航海条約の締結(1911年[US135]4月3日))をようやく達成したのもこの時期である。従って、Synmeも英露協商の締結(1907年8月31日)を跨いでニッポンの地政学を学んできた。
そして、まだまだ不勉強だけれど、Synmeはチャイナ、モンゴル、チベットの歴史を併せて学んできた。チャイナで共和革命が起こったこと(辛亥革命(1911年[US135]10月10日〜1912年[US136]2月12日))のモンゴルとチベットへの影響とイギリスおよびロシアの関わりを学んできた。
次々回以降、Great Game終焉に至るフランスの地政学、明治時代末までのニッポンの地政学、チャイナ、モンゴル、チベットの歴史を整理・復習したい。
その上で、Great Game終焉の時期におけるドイツの地政学を学び、第一次世界大戦へと学習を進めていく予定である。
文責:鵄士縦七