フランスの地政学22:1893仏泰戦争
フランスの地政学、今回もラオスに関する仏泰戦争(またはパークナム事件)について学ぶ。最初にクールにザックリまとめる。
1893年[US117]メコン川東岸の割譲を迫るフランス第三共和政の要求をタイが拒絶して仏泰戦争が勃発。フランス第三共和政はタイに勝利してラオスの宗主権を放棄させ、ラオスを保護国化した。
仏泰戦争によって、フランス第三共和政軍はタイ軍を圧倒した。和平条約によりタイはメコン川東岸をフランス第三共和政に割譲し、宗主権を完全に放棄した。
結果的に、フランス第三共和政は、ラオス北部にあってタイの属国となってしまっていたルアンパバーン王国と、1828年[US052]にタイに滅ぼされてしまった旧ヴィエンチャン王国領土(1828年[US052]以降はタイ領)をまとめて保護領とした。
文責:鵄士縦七