ニッポンの地政学16:1888日墨修好通商条約
ニッポンの地政学、今回は日墨修好通商条約を学ぶ。最初に事実だけ。
1888年[US112]ニッポンとメキシコは日墨修好通商条約を締結した。平等条約であり、欧米諸国との不平等条約再交渉のための貴重な前例となった。
1888年[US112]11月30日ニッポンとメキシコは日墨修好通商条約を締結した。日本にとって初めての、アジア以外の国との、治外法権のない、関税自主権のある平等条約であった。
ニッポンとしては、不平等条約の再交渉のための前例となった。Synmeは不勉強で知らなかったが、鎖国前にメキシコは江戸幕府と外交実績があったそうだ。
メキシコにとってもアジアの国との初めての条約締結であり、東アジアとの貿易のために意義のある条約締結だったようだ。
この平等条約締結の礼として、1898年[US122]明治政府はメキシコに対し永田町に在外公館の用地を提供した。メキシコ大使館は唯一の永田町一戸建て大使館だそうだ。
在日メキシコ大使館の外観
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1858年[US082]7月アメリカのハリスと江戸幕府は日米修好通商条約を締結し、下田、箱館に加えて、神奈川、長崎、新潟、兵庫を開港すること、江戸および大阪を開市すること、治外法権を認めること、関税自主権を放棄することなった。
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文責:鵄士縦七