ニッポンの地政学24:1896.6.9山縣・ロバノフ協定
李氏朝鮮を巡るニッポンの地政学を学ぶ。露館播遷への対応として、今回は山縣・ロバノフ協定を学ぶ。最初に、クールにザックリまとめる。
1896年[US120]6月9日ニッポンとロシアは、朝鮮の独立を保証すること、李氏朝鮮の財政改革を促進すること、近代的警察及び軍隊を組織すること、電信線を維持すること等を取り決めた(山縣・ロバノフ協定)。
李氏朝鮮はロシアとニッポンが共同統治してるって〜?でもザンネン!!1922年[US146]にワシントン会議において中華民国から発表されるまで判明しなかったようだけれど、山縣・ロバノフ協定の6日前に露清密約が締結され、ニッポンがロシア極東・朝鮮・清に侵攻した場合、ロシアと清は陸海軍で相互に援助する旨が秘密裏に取り決められていましたから〜〜
とにかく、ロシアには必ずウラがあると思っておいて丁度良い。いつの時代も、したたかな、信用できない(油断ならない?)交渉相手だとSynmeは思う。
文責:鵄士縦七