Synmeの地政学がくしゅう帳

地政学でクールにザックリ日本の外交・軍事を学ぶ

サラリーマンの転職で大事かもしれない2つのポイント

サラリーマンを卒業したので、いくつかのトピックでサラリーマンについて書いてみようと思います。まずは、サラリーマンの転職について。最初に、クールにザックリまとめる。

転職なんて大したことはないのだけれど、最初の1ヶ月、オマケしても3ヶ月で何かしら結果を出さないと厳しいかもしれない。しかも、転職直後は「キミ、どの程度できるの?」というプレッシャを受けることは避けられない。

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Synmeは合計3回転職しました。まず結論。まあ、転職なんて大したことではないと思います。今は大分増えてきてるんじゃないかな?と思いますし。

転職を「大変なこと」と捉えているのは、一部の幸せな人達だけなんじゃないのかな?と勝手に想像しています。 一部の幸せな人達って言うのは、一定以上の有名な大学を卒業して、東証一部上場企業とか大企業に新卒で入社して、10〜20年勤続している様な方達のことです。

さて、Synmeが転職について思うポイントは2つだけです。

まず、転職は最初の1ヶ月が勝負と考えておいた方がいいかもしれない、と言うのが1点目。これは、自分が転職するときよりも、転職者や新入社員を受け入れてきた経験から実感することかもしれません。外資系は多いですからね。

次に、転職すると必ず「キミ、どの程度できるの?」的に転職したアナタを試すヤツがいると覚悟しておいた方がいいです、と言うのが2点目。「だからどうした」って話なのだけれど、「転職するとそうなんだ」と覚悟(あるいは諦念)しておいた方がダウンサイド・マネジメントになると思うので、転職初心者ないし未経験者の方々向けに書いてみます。

それではSynmeがそれぞれについて思うことを列挙してみます。何か参考なることがあると良いですが…

なぜ、転職は最初の1ヶ月が勝負なのか?

  1. 良くも悪くも、他人は最初の1ヶ月くらいはアナタに興味を持っていることが多い。だから、最初の1ヶ月の印象がその後1年間位のアナタの印象を決定づけることになります。
  2. もっと言うと、初日、最初の1週間が勝負でしょう。優秀な人も、ダメな人も、それなりな人も、Synmeは1週間くらいでイメージつけて、その後に劇的に変えたことはあまりなかった様に記憶しています。
  3. もっともっと言うと、転職する際には前の会社の勤務と新しい会社の勤務の間に休暇とか取る方が多いと思うのですが、その休暇に「何をしたか」が大事かもしれません。ice breaking等とも言われるけれど、やはり初対面のチームメンバと話すことが最初の関門だと思うので、「どんな人だろう?」と観察するのも大事ですが、私は「こんな人ですよ」って伝えることが重要で、そのためのネタを入社前に仕入れてないと、それだけでセンスないと思うかなSynmeは。 
  4. もうちょっと役に立ちそうなことを書きます。最初のうちの方が、色々質問しやすいですよね?だから、どんどん質問した方が良い。気付いてない人が多いですけれど、人の内面は「回答」よりも「質問」に出ることが多い。少し話は逸れますが、Synmeは必ず面接官をするときは最後に「あと5分程ありますので、お訊きになりたいことがあればどうぞ」と質問して貰っていました。つまり、フレッシュなうちに色々と質問させて貰うことで、私は「こんな人ですよ」ってチームメンバに伝えられると言うことです。
  5. 逆説的な言い方になりますが、結局は実力がモノを言うのが世の中ですよね?だからこそ、転職という「一時的なイベント」において大事なことは、(その一時的なイベントを)いかにスムーズに乗り越えられるか、可能なら自分に有利な状況を作り出せるか、ということに過ぎません。
  6. 大したことを書けませんでしたが、上記の様なことをしない転職者ないし新入社員は、「様子見だな」「受け身だな」「インパクト薄いな」「よく分からんな」というニュートラルからネガティブ方面の印象を醸成するので、その新しい職場で中心になって働いている優秀な人から声を掛けられる確率が下がります。逆に言うと、「噂好きで」「(大して優秀じゃないから)比較的ヒマな」人達から声を掛けられる確率が上がる、と言う点も見逃せません。

なぜ、転職直後は「キミ、どの程度できるの?」と試されてしまうのか?

  1. ずばり、アナタの新しい職場にいるニッポン人で、大したことないチーム・メンバは、「何とか、この新人に対してマウントポジションをとれないか?」と考えています。だから、わざと意地悪なことや些末なこと等を含めて、アナタにプレッシャを与えようとします。まあ、動物の縄張り意識とか、猿山の猿の序列の意識と考えておけば近いと思います。
  2. サラリーマンをやっている人の中には、必ず、一定の比率で上記の様な「ヒマな人」が含まれていますので、そんなところに躓かないことが大事です。
  3. 逆に、新しい職場にいる優秀な人達も、「この新しいメンバが使える人だと良いなあ」「(使えない現在の同僚と違って)自分で考えて動いてくれる人だと良いなあ」等と思っています。だから、その期待は、アナタにはプレッシャと映るかもしれませんね。
  4. ただし、優秀な人の場合、「アナタは、何ができますか?」と若干微妙に異なるスタンスを取って、意地悪さがないことが多いのではないかと想像します。
  5. とにかく、入社直後に踏ん張りどころが来るのですから、「こういうこと、ああいうこともできすよ」「かなりの程度できますよ」とピンチをチャンスに変えることが重要です。
  6. 同時に、できないこと、わからないことは素直に訊いたり、教えて貰ったりしてしまいましょう。上述した「質問」することでアピールする作戦です。

ということで、雑な結論ですが、転職なんて大したことないので必要ならさっさと転職しましょう。その代わり最初の3ヶ月はプレッシャに打ち克つ事が求められます。

転職するかどうか悩んでいるアナタ、「今の職場、今の人間関係のままキャリアを積んでいくストレス」と「新しい職場で初期のプレッシャを跳ね除けるストレス」を比較することで判断できるかもしれませんね。まあ、よほどの臆病でなければ、後者の方が期間限定だし小さいのでは?

逆に言うと、我慢強くあることを洗脳されているニッポン人サラリーマンが「転職しようか」と悩んでいる段階で、前者のストレスが相当大きいのでは?

まあ、Synmeとしては、「新しい職場でなにが得られるか?」「その先にどんなキャリアが拓けているか?」とアップサイドだけ考えて、それと今の職場のアップサイドを比較する判断基準の方が、明るくて楽しくて良いのでは?なんて思いますが。

 

文責:鵄士縦七

  

 

追伸:このブログでサラリーマンについて書きたいわけではないので、このトピックについては、あと3本だけ記事に書いてみようと考えています。記憶が薄れる前に「なる早」で。

  • Synmeが2つだけ外資系新入社員にアドバイスしていたこと
  • Synmeがサラリーマンをしている間ずっと気をつけていた唯一のこと
  • おっさんサラリーマンが語りたがる「給料とは我慢の対価だ」って何なのか?