Synmeの地政学がくしゅう帳

地政学でクールにザックリ日本の外交・軍事を学ぶ

イギリスの地政学

イギリスの地政学12:1902.1.30第1次日英同盟の締結

いよいよ第1期グレートゲーム(The Great Game)終結が視野に入ってきた。今回はイギリスの地政学として、日英同盟を学ぶ。最初に、クールにザックリまとめる。 1902年[US126]1月30日イギリスは、ロシアに対抗しチャイナでの権益を守るため、栄光ある孤立を…

イギリスの地政学11:1899-1902第2次ボーア戦争

さて、アフリカ分割に関連するイギリスの地政学を学んで来た。今回の第2次ボーア戦争で一区切りである。最初に、クールにザックリまとめる。 1899年[US123]10月11日に第2次ボーア戦争が勃発。イギリスは1900年[US124]9月3日に戦闘終結を宣言したもののボーア…

イギリスの地政学10:1898.9.18ファショダ事件

さて、アフリカ分割に関連するイギリスの地政学を学んで行く。今回はファショダ事件。最初に、クールにザックリまとめる。 1898年[US122]9月18日スーダンのファショダ村でイギリス軍とフランス軍が遭遇。フランスが譲歩し撤退したため、以降の両国の関係は良…

イギリスの地政学09:1881-1899マフディー戦争

さて、アフリカ分割に関連するイギリスの地政学を学んで行く。今回はマフディー戦争。最初に、クールにザックリまとめる。 1881年[US105]自らマフディーを名乗ったMuḥammad Aḥmadの反乱が起こりスーダンを支配した(〜1898年[US122])。しかし、エジプト経済…

イギリスの地政学08:1882ウラービー革命/イギリスによるエジプトの保護国化

さて、アフリカ分割に関連するイギリスの地政学を学んで行く。今回はイギリスによるエジプトの保護国化。最初に、クールにザックリまとめる。 1882年[US106]イギリスはウラービー革命の鎮圧に乗じてエジプトを保護国化した。 1881年[US105]アフマド・ウラー…

地政学を学ぶフレームワーク16

ようやくアメリカもチャイナ分割(瓜分)に顔を(口を)出したところで、日英同盟の締結(1902年[US126])そして日露戦争(1904年[US128])へと話を進めたいところである。 しかし、イギリスの地政学に関連するアフリカ分割だけ簡単に学んでおきたいとSynme…

イギリスの地政学07:1898.6.9/7.1新界(九龍半島北部)租借

ひきつづき、Synmeはチャイナ分割(瓜分)を学んでいく。今回はイギリスによる新界(九龍半島北部)の獲得を学ぶ。これはつまり香港租借地の拡大である。最初に、クールにザックリまとめる。 1898年[US122]6月9日イギリスは清とConvention for the Extension…

イギリスの地政学06:1898.3.28/7.1威海衛(Port Edward)租借

ひきつづきSynmeはチャイナ分割(瓜分)を学んでいく。今回はイギリスによる威海衛(Port Edward, Weihaiwei)の獲得を学ぶ。最初に、クールにザックリまとめる。 1898年[US122]3月28日イギリスは旅順(Port Arthur)を獲得したロシアに対抗するため、威海衛…

イギリスの地政学05:1896.1.15シャムとメーコーン上流域に関する英仏宣言

Synmeは日清戦争を学んで来た。関連して、久々にイギリスの地政学を学ぶ。今回は、シャムとメーコーン上流域に関する英仏宣言。最初にクールにザックリまとめる。 1896年[US120]1月15日イギリスとフランス第三共和政はシャムとメーコーン上流域に関する英仏…

ニッポンの地政学18:1894.7.16日英通商航海条約の締結

ニッポンの地政学、今回は日英通商航海条約を学ぶ。最初に事実だけ。 1894年[US118]7月16日ニッポンとイギリスは日英通商航海条約に署名した。同条約は1899年[US123]に効力発生し、明治ニッポンは治外法権の撤廃を遂に達成した。 1894年[US118]7月16日ニッポ…

ニッポンの地政学10:1876小笠原諸島領有

ニッポンの地政学を学ぶ。第1期グレートゲーム(The Great Game)終結までを学ぶために、国際社会に復帰したニッポンの地政学を学ぶ必要があるためだ。今回は小笠原諸島領有を学ぶ。最初に、クールにザックリまとめる。 1876年[US100]明治ニッポンは小笠原諸…

ニッポンの開国30:1865兵庫開港要求事件(黒船8隻)

ニッポンの開国このあたりから攘夷そして大政奉還への流れをいっきに学び直す日本史 近代・現代 実用編で学ぶ。今回は兵庫開港要求事件。最初に事実だけ。 1865年[US089]イギリス駐日公使パークスが、フランス、オランダ、アメリカと連合艦隊を兵庫に派遣し…

ニッポンの開国29:1864四国艦隊下関砲撃事件(黒船17隻)

ニッポンの開国このあたりから攘夷そして大政奉還への流れをいっきに学び直す日本史 近代・現代 実用編で学ぶ。今回は四国艦隊下関砲撃事件。最初に事実だけ。 1864年[US088]馬関海峡封鎖を不満に思っていたイギリスの駐日公使オールコックがフランス、オラ…

ニッポンの開国26:1862ロンドン覚書、パリ覚書

ニッポンの開国というかニッポンの国際外交への復帰の過程をいっきに学び直す日本史 近代・現代 実用編で学ぶ。今回はロンドン覚書とパリ覚書。最初に事実だけ。 1862年[US086]江戸幕府はイギリスと交渉してロンドン覚書を締結、修好通商条約で定めた開港・…

ニッポンの開国25:1861ロシア軍艦対馬占領事件

ニッポンの開国というかニッポンの国際外交への復帰の過程をいっきに学び直す日本史 近代・現代 実用編で学ぶ。今回はロシア軍艦対馬占領事件。最初に事実だけ。 1861年[US085]ロシアの軍艦が対馬を占領したが、江戸幕府の抗議、イギリスの介入等によって約…

ニッポンの開国21:1858日英修好通商条約

ニッポンの開国というかニッポンの国際外交への復帰の過程をいっきに学び直す日本史 近代・現代 実用編で学ぶ。今回は日英修好通商条約。最初に事実だけ。 1858年[US082]8月イギリスと江戸幕府は日英修好通商条約を締結した。 1858年[US082]8月26日江戸幕府…

イギリスの地政学04:1880-1881第1次ボーア戦争(トランスヴァール戦争)

ここのところドイツの地政学を学んで来ているが、アフリカの絡みでイギリス、フランスも学ぶ必要がある。今回はイギリスが惨敗した第1次ボーア戦争を学ぶ。最初に事実だけ。 1880年[US104]南アフリカにおいてイギリスがトランスヴァール共和国を併合しようと…

ニッポンの開国15:1854イギリスのスターリング来航(黒船4隻)、日英和親条約

ニッポンの開国というかニッポンの国際外交への復帰の過程をいっきに学び直す日本史 近代・現代 実用編で学ぶ。今回はイギリスのスターリング来航。今回も外国船の拿捕が目的。イギリスとロシアがクリミア戦争で交戦中だったところ、プチャーチンのロシア艦…

ニッポンの開国05:1824イギリスによる大津浜事件、宝島事件

ニッポンの開国というかニッポンの国際外交への復帰の過程を学ぶ。今回は大津浜事件と宝島事件。最初に事実だけ。 1824年[US048]イギリスの捕鯨船数隻が水戸藩の浜に上陸して捕縛された(大津浜事件)。また、薩摩藩沖の宝島にイギリスの捕鯨船員が上陸して…

ニッポンの開国03:1808イギリスのフェートン号事件

ニッポンの開国というかニッポンの国際外交への復帰の過程をいっきに学び直す日本史 近代・現代 実用編で学ぶ。今回はフェートン号事件。最初に事実だけ。 1808年[US032]オランダ船拿捕を目的とするイギリスの軍艦フェートン号が不法に長崎に侵入した。 フラ…

鉄道と運河の地政学05:1891-1901-1904シベリア鉄道の建設・開通

鉄道と運河の地政学、露仏同盟の締結(1894年[US118]1月4日)と関連するシベリア鉄道の建設・開通を学ぶ。最初に、クールにザックリまとめる。 1891年[US115]フランス資本の資金援助を受けながら建設開始。1901年[US125]バイカル湖区間を除いて一応の完成、…

鉄道と運河の地政学03:1875イギリスがスエズ運河会社株式を取得

10年の歳月をかけて開通したスエズ運河のその後を学ぶ。最初に、クールにザックリまとめる。 1875年[US099]エジプトからスエズ運河会社株式の44%を400万ポンドで取得し、イギリスはスエズ運河会社の筆頭株主になった。 ムハンマド・アリー朝エジプト総督イス…

地政学を学ぶフレームワーク11

Synmeの中ではひきつづきロシアの地政学を中心に学び続けているつもりでいるものの、アジアでのロシアの地政学を学ぼうとすると色々関連してきて面白い。自分の不勉強を改めて実感するばかりだけれど。 日本語でインドシナと言うと、まるでそういう地域が存…

イギリスの地政学03:1856-1860アロー戦争(第2次アヘン戦争)

4回こっきりのイギリスの地政学、今回はアロー戦争(第2次アヘン戦争)を高橋洋一氏の世界のニュースがわかる! 図解地政学入門に学ぶ。最初に、クールにザックリまとめる。 1856年[US080]イギリスはアロー号事件を口実にフランスと共同で開戦。1858年[US082]…

イギリスの地政学02:1858イギリス領インド帝国成立

4回こっきりのイギリスの地政学、今回はイギリス領インド帝国成立を学ぶ。最初に、クールにザックリまとめる。 1858年[US082]インド大反乱(セポイの乱)を鎮圧したイギリスは、ムガル帝国を消滅させてイギリス領インド帝国を成立させ、イギリス東インド会社…

イギリスの地政学01:1839-1842アヘン戦争

さて、4回だけイギリスの地政学を学ぶ。今回はアヘン戦争を高橋洋一氏の世界のニュースがわかる! 図解地政学入門に学ぶ。最初に、クールにザックリまとめる。 1839年[US063]イギリスは阿片取り締まりに対抗して開戦。1842年[US066]清に勝利して南京条約で講…

地政学を学ぶフレームワーク09

ロシアの南下政策がバルカン半島でもアフガニスタンでも阻まれたところまできた。時間が前後するが、ロシアの地政学の次回からはアロー戦争(第2次アヘン戦争、1856年[US080]6月28日〜1860年[US084]10月/11月)を皮切りにアジアにおけるロシアの地政学4つを…

地政学を学ぶフレームワーク06

イギリスの地政学を学ばなければいけない理由は中東問題に留まらない。 そもそもSynmeは地政学を学んでいるのは、日本のこれからの外交と軍事について、自分なりに考えられるようになりたいからだった。そして、クールにザックリ学ぶための工夫として、Synme…

地政学を学ぶフレームワーク05

前回までアメリカの地政学として革命戦争から冷戦終了までを学んできた。次にどう学んで行くべきか、Synmeなりに色々と考えた。 その結果、Synmeは次回から以下のような順序で学んで行くことにした。 フランスの地政学をごく一部だけ、かつ、数回分だけ学ん…